星形成の見える特等席
星間物質が押し出され空洞となった局所泡の表面では、星間物質が集中するため星形成領域ができると考えられています。
そして実際、現在太陽系の周囲には7つの星形成領域や分子雲(星が形成されうる高密度領域)が見つかっていて、これらはすべて局所泡の表面に位置しています。
これは死んだ星が新しい星を生み出すために役立っており、天の川銀河の構造や進化を理解するために役立つ手がかりであり、現在私たちは銀河の星形成を最前列で見ることができるのです。
これこそ天文学者たちの喜ぶ理由です。

局所泡は停止した状態ではなく、現在も秒速6.5キロメートルほどの速度で広がり続けています。
これはガイア望遠鏡の観測から明らかとなっている事実です。
ただ、その勢いはほどんど失われており、惰性で広がっているだけの状態のようです。
研究者はこうした泡が、銀河系の至るところに存在していて、銀河はチーズのような状態になっていると予想しています。
そうでなければ地球が運良く泡の中に飛び込むことはなかったでしょう。
こうした泡の形成と星形成のメカニズムは、銀河の進化に重要な影響を与えている可能性があります。
天文学者でありデータ可視化の専門家でもあるCfAのキャサリン・ザッカー氏は、今回の研究を次のように語ります。
「これはまさに原点であり、近傍の星形成がどのように始まったかを初めて説明することができます」





























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15個の超新星の残骸のブラックホールとかが心配になります。
僅か40光年の位置にレティクル座の恒星が
あるはずだが?
4.2光年先のケンタウルス座の恒星が最も近いっていうのは置いておいて、記事には星間物質が無いって書いてあるが?
理解してからコメントしようね
偶然にも喜ばしいことかのようで、説得力がないほうがよさそうです。
泡って何?も、説明があいまいであればむしろ、実は・・・と、後ずけするんじゃないかと
500万年前はヒトとチンパンジーが別れた年代かと思われますが、局所泡表面の通過が生物進化に影響を与えた可能性もあるのかと考えるとロマンを感じました。
星間物質が希薄ということは星間ガスで自給自足しながら恒星間航行してる知性体が存在していても領域自体を避けられる…?
それはありそうですね、燃料のない空間をわざわざ進む必要ないですし。
痕跡見つからないのはそれもあるかもですね。
太陽系の公転周期は2億5千万年ていどとのことですが、銀河中心から見て、このボイドと太陽系は、どのようなスピード差で公転しているのでしょう?
天体の教養本によると、『公転していて「腕」の中に入ると公転スピードが遅くなって星が密集し、腕を抜けるとスピードが増して星がばらける』とありました。ボイドの中に入った太陽系が腕の中に突っ込むと、どのような景色になるのでしょうか?
人間にとって都合がよすぎる条件がさらに追加されたわけかー