冬に生足を出している人はなぜ我慢できるのか?
冬に生足を出している人はなぜ我慢できるのか? / Credit:パブリックドメインQ:著作権フリー画像素材集
psychology

真冬の女子高生は生足でも平気なのか? 我慢では説明できない心理メカニズム (2/2)

2022.03.09 17:00:59 Wednesday

前ページ寒いけどオシャレのために我慢している

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寒いけど我慢できてしまう理由

研究チームは、米国の大都市でナイトクラブやバーの外に立っていた224人の女性に対して、気温が7℃~14℃の肌寒い2月の夜に聞き取りを行いました。

冬でも肌を露出されるファッションは珍しくない
冬でも肌を露出されるファッションは珍しくない / Creditjp.depositphotos

ここでは服装の選択には関係なく、現在の寒さをどのように感じているかと、心理学の質問票で自己対象化傾向の評価を行いました。

同時に、彼女たちの服装も撮影させてもらい、肌の露出量も数値化しています。

これらを総合して分析した結果、自己対象化傾向の低い女性は、肌の露出と寒さの感じ方に相関がありましたが、自己対象化傾向の強い女性は、肌の露出が多い場合でもあまり寒さを感じていないことが判明しました。

つまり、オシャレにのために露出を増やしていた女性は、自分の見た目や見られ方に意識がいってしまっており、外気温度を正確に認識しづらくなっていたのです。

(もちろんバーの近くで調査したので、研究者たちは彼女たちが酔っているかどうかも考慮しています)

寒いけど我慢できるということの裏には、どうやらこうしたメカニズムが働いていたようです。

この研究はあくまで観測データであり、厳密に調査するための実験モデルを設計して調査されているわけではありません。

厳密な因果関係を明らかにするためには、将来的により詳細な実験を行う必要があるでしょう。

とはいえ、自己対象化に限らず、試験前や面接などですごく緊張していると空腹とか寒さとか、どうでも良くなるという感覚なら誰もが経験しているでしょう。

人は何かに強く意識を向けると、身体感覚への注意がおろそかになりがちです。

これは実際には、寒さの影響を受けてないということではなく、鈍感になっているだけとも言えるので、健康上の問題としては注意が必要でしょう。

女性に限らず、男性でも冬に薄着で平気という人は、自分の外見に意識が向いていて身体感覚への注意が疎かになっている可能性があります。

冬に半ズボンで過ごす子供も、こうした話題によく関連づけられますが、彼らも寒さに耐性が高いというより、自己対象化傾向が他の同年代の子よりも早く発達していて、特に大人からの見られ方に注意が向いている可能性が考えられます。

冬に子供が薄着をしていると大人は大げさに驚いたり、「風の子」と褒めたりする傾向があるため、これが子供の薄着に関連するのかもしれません。

またこうした現象は、冬よりも夏の方がより危険になるかもしれません。

夏場に厚着のロリータファッションなどを楽しむ人や、厚手のコスプレを披露している人たちは、自己対象化の高まりで暑さに鈍感になっているかもしれません。

夏場に厚手のコスプレなども同様の理由で暑さを感じにくくなって危険かもしれない。夏場のコスプレは注意しましょう。
夏場に厚手のコスプレなども同様の理由で暑さを感じにくくなって危険かもしれない。夏場のコスプレは注意しましょう。 / Credit:canva

暑さを感じにくいお年寄りがよく熱中症で倒れるように、ファッションにこだわっている人は、そこまで暑くないと思っていても、身体は全然大丈夫ではない可能性があるのです。

身だしなみを整えることは円滑なコミュニケーションのために重要なことです。

ファッションを楽しむことは、自分自身を好きになるためにも大切なプロセスでしょう。

けれど、自分の身体感覚にも、身だしなみと同じくらいきちんと注意を向けてあげないと、大切な身体の健康を損なってしまうかもしれません。

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真冬の女子高生は生足でも平気なのか? 我慢では説明できない心理メカニズム (2/2)のコメント

ゲスト

女子高生「心頭滅却すれば火もまた涼し」

    ゲスト

    逆だろ

ゲスト

本当にしょうもないコメントで申し訳ないんだけど、自分の外見に意識がいってるせいで身体感覚への注意が疎かになっているってことは「寒くないんですか?」って指摘されたら少なからずそっちに意識がいくから寒く感じ始めるんかな?

    あたまいいな

    あたまいいな

    ゲスト

    感じ始めることで「寒いけど耐えている」という一般的な答えになるのかもしれないですね。
    聞かれるまでは気にもしていなかったことが聞かれたことで気になってしまい、素直に今の状況を答えているというパターンです。

ゲスト

他の事に意識が集中してるときは体の感覚に意識がいかなくなるって日常でもあるよね

ゲスト

面白い記事だった。自分は男だけれど学生時代、冬の体育や部活でジャージとか着なかった。あれは寒さに強かったんじゃなく一目置かれたいって意識に酔ってたんだな。確かに「寒くないの?お前やべぇな」って言われることが嬉しかったし。

ぬこ

こういう記事に女子高生の制服が例としてでてくるの不思議。自分では選べないのにな。(校則が生足だった民より)

    ゲスト

    あるある
    タイツとか禁止だった

ixeih

女子ずの露出狂は、性欲&性熟&繁殖アピールと同時に、自身の性被害防御の傾向、、性被害は大人しい格好の女子が約7割、、そこからすると、性被害を大人しい同性(ライバル)に押し付けてる、いわば?サバイバル、またはそれらも含めた、自然なバリエーションてとこだと思う
女子ず本人に訊いたって、自覚及ばんのだから出て来んでしょ

ゲスト

私も冬でも上着も来ませんが単なる身体適応の慣れですよ
研究者は人に聞く前にまず自分の身で実験すべきでしょう

わらび餅

体育のとき、半袖半ズボンのやつがいるのはそのせいなのか。なるほど。

あおきんぐ

「米国の大都市でナイトクラブやバーの外に立っていた女性」というバイアスはどうやって取り除いたんだろう?

「日本の農村で町立中学校に通学している女子生徒」だと、結果がかわるのでは?

ゲスト

今日、氷点下で生足女子高生いました
7~14℃なんて生ぬるい「春」でしょ

ゲスト

別のことに意識向けるの最強ってわけか

ゲスト

まず、研究者さんもライターさんも自らが、写真のモデルさんのように氷点下20度以下の吹雪にマイクロ丈スカートの生脚を曝す体験をすることから始めましょう。ロケ地は札幌のようですので、そこまで低温ではないのでしょうが……他の写真を見ると痛そうで可哀想です。
科学の基礎は再現試験にあります。男性がスカートを履いて抵触する法律はありません。是非!
吹雪は下着だけのスカートの中を突き抜けて行き、ブーツで守られている足首以下を除く下半身全てが、赤を通り越して紫色に腫れ上がります。脚の感覚は「寒い」ではなく「縦裂けして粉々に砕けそうに痛い」です。
意識を逸らすことで認識阻害出来るレベルか、試してみましょう。
あの頃、何故耐えていたかというと、生脚ミニスカートの制服が、スノーパンツを二重に履いてストーブから片時も離れない教師達が定めた、校則だったからです。

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