老化は治せる病気になる
今回の研究により、細胞の機能を維持したまま若返りを起こす方法が開発されました。
若返りは遺伝子レベルと機能レベルの双方で起きており、幹細胞化の「スンドメ」が「老化を治療した」ことを示しています。
また追加の分析により、アルツハイマー病に関連するAPBA2遺伝子と白内障に関連するMAF遺伝子もまた、若々しいレベルに変化していることも判明します。
研究者たちは今後、幹細胞化の「スンドメ」の背景にあるメカニズムを解明し、細胞のアイデンティティーを制御・維持する遺伝子の特定を目指していく、とのこと。
また今回の手法が皮膚細胞だけでなく他の細胞にも適用できるかを調査して、最終的には再プログラミングを経ない安全な「若返り薬」の臨床試験を目指していく、とのこと。
実現すれば老化の影響を軽減し、健康寿命の大幅な増加が実現するでしょう。
もしかしたら未来の薬局には胃腸薬や頭痛薬の隣に「若返り薬」が並んでいるかもしれませんね。