自己治癒して危険エリアから逃げるヒトデ型ソフトロボット

研究チームは、新しい技術を実証するため、自己治癒型光ファイバーセンサー「SHeaLDS」を4本足のヒトデ型ソフトロボットに組み込みました。
そして実験では、研究者らがロボットの足に計6回刺し傷を付け、その後の様子を観察しました。
その結果、ロボットはそれらの損傷を検知し、それぞれの刺し傷を1分程度で自己治癒。歩き続けることができました。
しかもこのロボットは、傷を負った部位の位置に基づいて自律的に歩行を変化させます。

例えば、右足に傷を負った場合、その危険エリアから離れるために左方向へ歩いていくのです。
まるで傷を負った動物が危険を察知して逃げているかのようですね。
今回の開発は、ソフトロボットの弱点をカバーするものとなっています。
ソフトロボットは、その柔軟性を生かしてさまざまな作業や場所に適応できますが、柔らかい素材ゆえ、鋭利な物体や過度な圧力によって損傷を負いやすいというデメリットがあります。
しかし自己治癒力と危険感知能力が備わることで、リスクを軽減しつつ長期的な活動が可能になるのです。
将来的には、人間の手が届かない深海や宇宙で活動するロボットに適用できるかもしれません。
新しい技術は、生物とロボットを隔てる壁をまた1枚壊しつつあります。