簡単な名前 vs 難しい名前

私たちは処理のしやすい情報に対して好意的な評価を下す傾向があると言われています。
たとえば、過去に見たことのある人物の発言の方が、知らない人より説得力を感じたり、事前に見せられていた絵と同じラベルのワインを選びやすいことが先行研究から示されています。
これは純粋に対象を分析して感じる好印象と、事前に見ていたことで情報を処理しやすかったという感覚を、混同してしまうために起きると考えられています。
こうした事実から、ヴィクトリア大学のエリン氏らの研究チームは、単に情報だけでなく簡単な読みやすい名前の人の方が、難しい名前の人より、心理的な印象や発言の信憑性が高まる可能性があるのではないか? という仮説を立て調査を行うことにしました。
研究チームは、大学生118名を対象に、発音が簡単な名前と難しい名前に対し、印象評価とその人物が述べた体での雑学に関する発言の信憑性を評価してもらいました。
実験で用いる名前の選定には、世界18カ国の新聞とWebsiteを調べ、架空の発音が簡単な名前と難しい名前を作成しました。
具体的な例として、東アジアの発音が簡単な名前には「(チェン・メイナ)Chen Meina」、発音が難しい名前には「(ホ・ヘソク)Hur Hye-seog」がありました。
この実験では日本の名前は用いられてませんが、日本名だったら簡単な名前だと「佐藤」、難しい名前だと「安居院(あぐい)」あたりが良い例として挙げられるでしょう。
さて名前の発音のしやすさによって、人物の印象や発言の信憑性に違いはあったのでしょうか。
簡単な名前の人は親しみ深く、危険性が少なく、信頼性が高いと判断される
実験の結果、名前の発音のしやすさによって人物の印象とその発言の信憑性に違いが見られました。
簡単な名前の人物は難しい名前の人物と比較して、より親しみやすく、危険性が少なく、信頼性が高いと評価されました。

また発言の信憑性についても、難しい名前の人物の発言と比べて、簡単な名前の人物の発言は信憑性が高いと判断されることが確認されました。

これらの結果は、人物の印象や発言の信憑性の判断に名前の発音のしやすさが影響を与え、簡単な名前の人物の印象は良く、またその発言も真実であると考えられやすい傾向が存在することを示しています。
研究チームは「私たち人間にとって、新しい情報と比較して、馴染みのある情報(ここでは自分の知識・経験内で読むことができる簡単な名前)ほど処理が簡単であるため、馴染みのある情報のほうがリスクが低く、危険ではないと自動的に判断する」と述べています。





























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