いよいよ『銀河鉄道』の切符を印刷
体験イベントでは、はじめに印刷する切符「硬券」について、鉄道切符の種類や模様のような印刷「地紋」の解説や歴史などについて解説を聞けます。
地紋は鉄道会社ごとに異なり、格式をそろえたり、特殊なインクが使われていて消そうとすると地紋も消えてしまうので、偽造防止の役割もあったのだとか。
解説は聞かずに印刷体験だけも可能ですが、印刷した切符への愛着が増すので、聞くのをおすすめします。
それが終わると、いよいよ活版印刷機を動かして、印刷体験となります。
この活版印刷機は、2019年にJR北海道から寄贈されたもので、近年まで実際に使われていたものなのだそう。
もともとは200ボルトの電源で動いていましたが、今回は手動で動かします。
ハンドルを1回まわすごとに、1枚の切符が印刷されます。1人3回まわして、3枚の切符を入手できます。
切符が機械の中を送られていき、印刷されていくのが外から見てわかります。
印刷した切符は、体験した当日の日付の印字と切符切りを好みで行うことができます。
日付を印字する様子。小学生くらいのお子さんも参加していました。
昔懐かしい、切符鋏(きっぷばさみ)です。切符をチョキンと切ると心地よい音が鳴ります。
筆者は田舎出身ということもあり、幼少時はまだ駅で切符に鋏を入れてもらった記憶がありますが、未経験の人には貴重な昔の体験でしょう。
ということで、1枚は印刷したそのままの状態、1枚は印字のみした状態、1枚は印字と切符切りをほどこした3タイプで作成しました。
注意点は刷りたてなので、印刷部分を持つと印刷がにじむ危険があること。なるべく端っこを持って、印字も切符切りも行いましょう!
できた切符は、キーホルダーにしたり、パスケースの中に入れたりしても気分があがっていいと思います。
体験の申し込み方法&いつまで参加できる?
2023年8月24日までの(火・水・木)に実施されており、博物館の入場料のみでイベント参加費は無料です。
時間は15:00〜15:30で、所要時間は30分〜1時間ほどです。
予約は不要で、地下1階のチケットカウンターで体験に参加したいというと先着順に整理券がもらえます。定員はないので安心して参加できますよ。
詳細はこちらに掲載されています。
「銀河鉄道」を観測しよう
せっかくなら、まるで『銀河鉄道』に見える、スターリンク衛星を観測してみましょう。条件が良ければ、都会でも肉眼で見えます。
スターリンク衛星がいつどこで見られるのかは、こちらのサイトから検索することができます。
近日5日間で、「よく見えるタイミング」「まあまあなタイミング」「あまり良くないタイミング」が提示されます。「よく見えるタイミング(Timings with good visibility)」のところに表示される、時間と方角と高度を参考に観測しましょう。
動画の撮影や編集が得意な人なら、スターリンク衛星を撮った動画を電車の走る音と組み合わせた映像を作るのもおすすめです。実際に見せてもらったことがあるのですが、物語の再現度はかなり高かったです。
運が良ければ、天の川の中を通るのが見られるので、より想像をかきたてられます。
アニメ・漫画好きだと『銀河鉄道999』のテーマソングと合わせるのもありかと(著作権には注意)。
夏の星座を観察するときには、こちらも注目してみてくださいね!