今年1〜2月に行われたチリ沖探査の続編!
今回の調査は、シュミット海洋研究所が今年1月8日〜2月11日にチリ沖で行った深海探査に続くものです。
研究チームは前回と同じ調査船ファルコー号(Falkor)に乗って、2月〜3月にわたる40日間の深海探査に出かけました。
前回はチリ沖からイースター島までの約2900キロメートルに及ぶナスカ海嶺およびサラ・イ・ゴメス海嶺(Salas y Gómez and Nazca Ridges)が調査の対象地でした。
このたびの調査ではサラ・イ・ゴメス海嶺を越えてイースター島までの西側を中心としています。
ちなみに前回の深海探査で見つかった「未知の生物」たちはこちらの記事で紹介しました。
チームはイースター島の周辺に焦点を当てて、約7万8000平方キロメートルの範囲の海底をマッピングし、これまでに見つかっていなかった6つの海山を新たに発見しています。
そして遠隔操作型の水中ロボットを使って水深800〜1200メートルの深海を探査したところ、それぞれの海山には「未知の生物」を含む独自の生態系が築かれていることがわかりました。
結果としては、この海域での分布が確認されていなかった海洋生物を160種ほど確認し、そのうちの少なくとも50種は科学的に未記載の新種と考えられるという。
では、すっかり恒例となりましたが、新たに見つかった生物たちの珍妙な姿を一挙に見ていきましょう。