クトゥルフ神話の怪物⁈ チリ沖の深海探査でまたまた「未知の生物」を大量発見!
クトゥルフ神話の怪物⁈ チリ沖の深海探査でまたまた「未知の生物」を大量発見! / Credit: SOI – Salas y Gómez Ridge – FKt240224 – Press Release(2024)
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クトゥルフ神話の怪物みたいな「未知の深海生物」を発見!

2024.04.13 Saturday

深海生物たちの個性的な造形には舌を巻くしかありません。

ここ数カ月で「深海の新種生物を大量発見した」というニュースが相次いで報告されてきました。

しかし、その勢いは全くとどまることを知らないようです。

米シュミット海洋研究所(SOI)はこのほど、チリ沖で行われた新たな深海探査で、新種と見られる「未知の生物」を一挙に50種ほど発見したと報じました。

今度はどんな奇怪な生物が見つかったのでしょうか?

Scientists Find Pristine Ecosystems on High-Seas Seamounts https://schmidtocean.org/scientists-find-pristine-ecosystems-on-high-seas-seamounts/ Gallery: 50 new marine species found, including this unimpressed sea toad https://newatlas.com/biology/new-marine-species-chile/ Underwater mountain range off Easter Island hosts creatures unknown to science, expedition reveals https://www.livescience.com/animals/underwater-mountain-range-off-easter-island-hosts-creatures-unknown-to-science-expedition-reveals

今年1〜2月に行われたチリ沖探査の続編!

今回の調査は、シュミット海洋研究所が今年1月8日〜2月11日にチリ沖で行った深海探査に続くものです。

研究チームは前回と同じ調査船ファルコー号(Falkor)に乗って、2月〜3月にわたる40日間の深海探査に出かけました。

ナスカ海嶺とサラ・イ・ゴメス海嶺(ピンク:海山、点線:国の保護領域、白線:生物・環境的に重要な場所)
ナスカ海嶺とサラ・イ・ゴメス海嶺(ピンク:海山、点線:国の保護領域、白線:生物・環境的に重要な場所) / Credit: CORAL REEFS of the HIGH SEAS COALITION

前回はチリ沖からイースター島までの約2900キロメートルに及ぶナスカ海嶺およびサラ・イ・ゴメス海嶺(Salas y Gómez and Nazca Ridges)が調査の対象地でした。

このたびの調査ではサラ・イ・ゴメス海嶺を越えてイースター島までの西側を中心としています。

ちなみに前回の深海探査で見つかった「未知の生物」たちはこちらの記事で紹介しました。

チリ沖の深海探検で「未知の生物」を一挙に100種以上も発見!

チームはイースター島の周辺に焦点を当てて、約7万8000平方キロメートルの範囲の海底をマッピングし、これまでに見つかっていなかった6つの海山を新たに発見しています。

そして遠隔操作型の水中ロボットを使って水深800〜1200メートルの深海を探査したところ、それぞれの海山には「未知の生物」を含む独自の生態系が築かれていることがわかりました。

結果としては、この海域での分布が確認されていなかった海洋生物を160種ほど確認し、そのうちの少なくとも50種は科学的に未記載の新種と考えられるという。

では、すっかり恒例となりましたが、新たに見つかった生物たちの珍妙な姿を一挙に見ていきましょう。

次ページ新発見された「未知の生物」たち!

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