イギリスのネコの長寿ランキングの1位は純血種
イギリスの王立獣医学校に所属するダン・G・オニール氏らが行った2024年の別の研究では、雑種と純血種の健康を、平均寿命という観点で調査しています。
その研究では、2019年から2021年に死亡した7936匹のイギリスのネコを対象に、雑種を含む12種の平均寿命ランキングが提出されました。
- バーミーズ:14.42歳
- バーマン:14.39歳
- 雑種:11.89歳
- シャム::11.69歳
- ペルシャ:10.93歳
- ラグドール:10.31歳
- ノルウェージャンフォレストキャット:9.95歳
- メインクーン:9.71歳
- ロシアブルー:9.65歳
- ブリティッシュショートヘアまたはブリティッシュロングヘア:9.58
- ベンガル:8.51歳
- スフィンクス:6.68歳
全体的に雑種の方が長生きする傾向があると分かりましたが、それでもバーミーズやバーマンなどは雑種よりも3年近く長生きします。
またこのランキングでは、最も長生きする種と短命な種はどちらとも純血種であり、8年という大きな差があることも分かります。
こうした結果を考えると、単に「雑種の方が健康で長生き」だと決めつけることはできないように思えます。
ネコにおいても、雑種と純血種で大まかに分けるよりも、それぞれの種や個体で健康状態が大きく異なることに着目したほうが良いと分かりますね。
イヌにおいても、ネコにおいても、飼い主たちは、今自分が飼育しているパートナーにどんな特徴があり、どんな病気を抱えやすいのかをよく知るようにすべきなのです。