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まるでUFO!暗闇を照らすドローンが登場 / Credit:Freefly Systems
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【まるでUFO】投光器を”空に設置する”照明ドローン【夜空に出現する不気味な光】 (2/2)

2025.04.10 22:00:00 Thursday

前ページ投光器を"空に設置する"というアイデア

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まるでUFO「Flying Sun 1000」の実力と可能性

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Flying Sun 1000 / Credit:Freefly Systems

Flying Sun 1000の最大の特徴は、空中から30万ルーメンのを照射できる点にあります。

これは下向きに取り付けられた合計288個のLEDライトによって実現しています。

一般的な家庭用LED照明が3000~4000ルーメン前後であることを考えると、このドローン1台で100倍以上の光量を空から届けることができると分かります。

60度のスポットライトを利用しており、ドローンが上昇するにつれて照明範囲が広くなり、強度は弱まります。

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照らしたい範囲によって高度を調整 / Credit:Freefly Systems

例えば、高度96mの照射範囲は12728平方メートルにもなりますが、強度はかなり弱くなります。

大抵の場合はもっと範囲を狭くして(高度を下げて)利用することになるでしょう。

当然ながらLEDは大量の電力を消費します。

そのため、このパッケージにはリール式の電気ケーブルが付属しており、外部電力とドローンを繋ぐことで稼働させ続けられます。

ちなみに、ドローン本体のバッテリーだけだと、約5~10分間しか稼働できません。

この機体は現在予約受付中であり、価格は59,995ドル(約881万円)となっています。

用途としては、映画やテレビ撮影の撮影、夜間工事、大規模イベントでの仮設照明としての利用が期待されています。

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捜査や警備にも役立つ / Credit:Freefly Systems

また「広範囲を照らしながら飛行する」ことで、警備や捜索救助などでも利用できます。

ただし課題もあります。

固定されていないため、風速や天候の影響を受けやすくなります。

また空中に強力な光源があるため、周囲への光害やドローンの視認性の確保といった新たな安全対策も求められるでしょう。

それでも、空から光を届けるというこの技術は、「照明=地面から照らすもの」という常識を覆す革命になるかもしれません。

そしてなにより、ホバリングするその姿が「どう見てもUFO」であるという点が、私たちの心をワクワクさせてくれます。

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【まるでUFO】投光器を”空に設置する”照明ドローン【夜空に出現する不気味な光】 (2/2)のコメント

ゲスト

ファーミングシミュレーターのMODで似たようなものを作った思い出があります。
似たようなものと言っても空に飛ぶわけではなくて、既存の電灯の光源をずっと上に持っていって、光量を上げただけですけどね。

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