水の中に潜む「マイクロプラスチック」を回収する方法とは?
マイクロプラスチックとは、直径が5ミリ以下の小さなプラスチックの破片のことです。
その中には中には1ミリ未満の顕微鏡サイズのマイクロプラスチックも存在します。
これらは、プラスチック製品が海や川で割れたり風化したりしてできます。

そして魚や貝がこのプラスチックを食べてしまうと、それを食べた人間にも影響が出る可能性があります。
また、プラスチックは生き物の体に入り込むだけでなく、化学物質を吸い込んで濃縮することもあります。
近年、プラスチック製品の使用が増えるとともに、分解されにくいマイクロプラスチックの量も急増し、環境や健康への不安が深まっています。
私たちの生活に欠かせないあらゆる水に「目に見えないマイクロプラスチック」が潜んでいることを考えると、多くの人が不安に感じるのも無理はありません。
では、これらマイクロプラスチックを水の中から取り除くことは可能でしょうか。
研究チームは「水に投げ込むだけ」で浮遊するプラスチックをまとめて集め、簡単に回収できるアイテムを作ることを目指しました。
そこで誕生したのが「マイクロクリーナー」です。
次のセクションで、この新しい道具がどんな仕組みで動くのかを見ていきましょう。