「本当の気持ち」を約90%の精度で識別
研究チームは、特定の感情を呼び起こすよう設計されたビデオクリップを作成。
それらを最初と同じ参加者に視聴してもらい、デバイスが本当の気持ちを識別できるか調べました。
その結果、デバイスは、驚きや怒りの際に生じる体温や心拍数の上昇などを検知。
88.83%の精度でそれぞれの感情を正確に識別できることが分かりました。

つまりこのデバイスは、単に表情だけでなく、表情と本当の気持ちの差も把握することができるのです。
従来のカメラを用いた顔表認識デバイスは、表情でしかその人の気持ちを判断できません。
しかし今回開発された技術は、直接「内側の変化」を捕らえるため、外見ではわかりにくい心情もしっかり読み取れるようになります。
研究チームも「目に見える表情や言葉では分からない素直な感情反応を発見する道具になりえる」と述べています。
このデバイスは、私たちの日常的なコミュニケーションに利用できるだけでなく、精神的な健康に悩んでいる人や、そうした人々をケアする人を助けるものとなるでしょう。
話すことや感情表現が苦手な人、自分や他人をもっと理解したい人など、多くの人がこの技術を用いて円滑なコミュニケーションを行えるようになるのです。
出会ってきた女性陣には開口一番「怖い」の一言で避けられてきた私ですが、別に心の中を知ってほしいとは思わないですね。
知ってもらっても「怖い」から「気持ち悪い」に変わるだけですから。
むしろ「怖い」の方がずっとましなんですね。