「Cavorite X7」サブスケールプロトタイプが「世界初の飛行テスト成功」

2025年5月、Cavorite X7の大型プロトタイプはついに垂直離陸から前方への巡航モードへの完全遷移飛行に成功しました。
このテストは、実用化に向けた最も重要なマイルストーンの一つでした。
この時点で使われたのは、実寸大ではない大型プロトタイプですが、飛行中に主翼パネルがスライドし、内蔵ファンが展開・格納される一連の動作をすべて正確に実行しました。
しかも、飛行は極めて安定しており、安全面でも高評価を得ています。
この成功を受けて、Horizon Aircraftはフルスケールの有人機を建造中であり、量産と型式認証(航空当局による機体承認)に向けた準備を加速させています。
将来的には無人化バージョンや物資搬送特化型など、多彩な派生型が開発される可能性もあります。

eVTOLの世界では、都市間モビリティが注目されがちですが、Cavorite X7はより長距離、より高負荷、より過酷な環境にも耐えうる機体として位置づけられています。
今回の飛行テスト成功は、単なる技術実証にとどまりません。
「翼の中にファンを格納する」という未来的なコンセプトを、実際に空で使える現実的な技術にまで昇華させた、航空技術史に残る偉業といえるでしょう。
この手のギミックは格好良くていいのですけど、物が挟まったり故障して動かなくなったときのことを考えると色々と難しいと思うのですよね。
民生用ならそんな万が一なんて起きないから考えなくてよし、って現場猫したらいい話ではありますが。
エンジンとのハイブリッド。
EV飛行機を全否定するような結果ですね。
VTOLで変形するならティルトローターがあるし、リフトファンならF-35Bで実用済み。何が革新的なのか全くもって分からないが…
ちなみに今後フルサイズで試作をするとのことだけど、辺の寸法が2倍になったら質量はその三乗倍、つまり8倍。なのでモーター出力も8倍で部材強度も8倍にする必要がある。
8倍の出力のモーター使って重量も8倍以下に収める、8倍の強度の部品作って重量8倍以内に収める、この辺りがフルサイズ作るにあたってのボトルネックになりそう。
この記事を読ませて貰って、先ず感じるのは、記述者が物理の基礎を理解していないという点である。主翼のファンから上昇気流が発生するのであれば、リアクションで、機体は降下するはずである。機体を上昇させるには、リフトファンは、下降気流を発生させなければならない。それによるリアクションで、機体は上昇するのである。せめて、揚力と表現するべきであろう。この機体のネガティブは、燃費性能、つまり、充分な航続距離を確保出来るかが最大のネックになると思われる。VTOL機は、垂直離陸する際に、機体重量の1.2倍の推力を必然とする。このエネルギーをどれだけ効率良く引き出せるかが、鍵となるであろう。
機体のロールはエルロンで制御するのかな?翼が重くなるとフラッターが起きやすくなる気がするけど。
対潜哨戒機として使えそう。
巡航モード中は
所謂空飛ぶクルマよりも
静かで良さそうですね。
リフト用のファンとその駆動装置をこんなに多数取り付けたら、水平飛行時には役に立たないデッドウェイトがかなり増えるだろう。
機体重量が重くなれば、それを空中に浮かべるための揚力も増やさねばならず、揚力が増えれば必然的に空気抵抗も増すから、エネルギー効率が向上するとは限らない。
加えて主翼内部の容積の大部分がファンを収めるためのスペースで占められているので、主翼内に燃料タンクを設ける事が出来ず、燃料搭載量が少なくなる。
そのため航続距離は、(水平飛行時もローターを使う方式よりはマシなものの)通常の飛行機よりもかなり短くなると思われ、長距離用には不向き。
長距離用途と高効率を狙うのなら、ティルトローターかティルトウィングにした方が良い。
翼の中にあった燃料タンクは何処にいったのかな
前進翼で成功した機体は少ない
開発者より詳しそうな方々がたくさんいて頼もしいですわぁ
ってかこの手のギミックは、山師「開発者」が資金集めてずらかった過去がたくさんあるから。
かっこよ!
としか思わなかったわ
みんな凄いね
香ばしいコメントが多いねぇ……。
ガスタービンハイブリッド航空機は各社研究開発していて、日本でもホンダが研究開発しているし川崎もそれ用のエンジン開発をしていたはず。
またF-35Bのリフトファンはそれ単体で垂直離着陸出来る代物ではなく、推力偏向ノズルとの併用が必須。本機はリフトファンのみで垂直離着陸している点で大きく異なる。
ティルトローター/ウイングと比較すると、あちらは主推進器の取付部を可動させるための大型駆動装置が必要であり翼にも剛性を持たせないといけないので重くなりやすい。本機が水平飛行時にリフトファンがデッドウェイトになる問題は他の垂直離着陸機も同様であり、それらと比べると軽量なリフトファンのみで済むためむしろ軽く簡素な構造に出来ると思われる。制御も主推進器と垂直離着陸用推進器が独立してるこちらの方がやりやすいだろう。
まず否定から入るのを止めないと日本人は先に進めないと思う。
ティルトウイングは「主翼の揚力中心」に「主翼の可動部の回転軸」が通っているし、ティルトローターも「推進装置の推力の中心軸」と「推進機の偏向機構の回転軸」が交わる位置関係に概ねなっているため、どちらも揚力や推力によって「偏向機構の回転軸」周りには回転モーメントは殆ど発生せず、それ故、駆動に必要な力も小さなもので済むため、駆動装置は小型軽量のもので済む。
加えてティルトローターやティルトウイングは垂直離着陸時も水平飛行時も同じ主推進機を使って行うので、リフトファンのようなデッドウェイトが無い。
翼にも剛性を持たせないといけないのは翼にファンを持つものも全く同様であり、翼にファンを持つものが有利になる事はない。
それどころか翼の内部を翼幅方向に通る骨である翼桁を通すスペースをファンが占有しているため、翼桁の本数を減らさねばならず、翼の剛性を確保するためには残る少数の翼桁や縦方向の骨であるリブの剛性を何倍にも強化せねばならず、骨の本数が減った以上に重量が嵩むため、むしろ重くなりやすい。
垂直離着陸の際には、機体が引っくり返らないようにするために、前後左右のリフト用推力のバランスをとらねばならないが、独立したリフト用推進装置の数が増えるほどそれら全ての推力をバランス良く調整するのは難しくなるため、多数のリフト用ファンを備えるタイプの制御は他の方式と比べて難しくなる。
リリウムジェットタイプの機構を簡易的した感じでいいですね。
変形をカバーの開閉だけで済ませる方式は推進機ごと回転させて変形させるリリウムジェットより剛性や重量、制御面を見てもスマートな解決方法で期待値が高いです。
主翼が畳めるのも色々便利そう。
翼の表面がスライドして外れる仕組みになっている以上、応力外皮構造(セミモノコック)にする事は出来ず、フレームだけで剛性を保たなければならないけど、ファンが存在する所には骨を通す事が出来ないので、普通の飛行機の翼よりも少ない本数の骨で剛性を得なければならないため、1本ごとに分厚く頑丈な骨材にする必要があり、剛性や重量の面ではかなり不利だと思います。
設計者が垂直離着陸できればいいと思っていて、グライダーとかオートロの領域が考慮されてなさそう。