意図的に火をつけた理由とは?

炎の正体は、泥とともに噴出した可燃性のガス、主にメタンです。
泥火山では、地中にたまったメタンなどの炭化水素ガスが一緒に噴き出すことがあります。
今回の噴出では、寺院の管理者や近隣の住民が「燃える布」を噴出口に投げ入れて点火し、噴き出すガスを“燃やす”という行動に出たのです。
この行為は単なる見世物ではなく、地元では伝統的に行われてきた実用的な対応です。
というのも、放出されたメタンは強力な温室効果ガスであり、大気中にそのまま放出されると地球温暖化を促進してしまいます。
そこで「メタンを燃やして減らす」ことで被害を最小限に抑えようとしているのです。
泥火山の研究者によれば、万丹泥火山の噴出は固定された1カ所からだけではなく、約1キロメートル四方の範囲に広がって発生する可能性があるといいます。
実際、過去には寺院の真下で噴火し、泥が壁を伝って内部に流れ込み、床一面を覆ってしまったこともあるそうです。
このように、台湾の泥火山が見せた「泥と炎の噴火」は、見た目こそ派手ですが、マグマや溶岩とはまったく異なるメカニズムで生じる現象です。
万丹泥火山は、ここ3年間で10回も噴火を繰り返しており、今後も同様の現象が続く可能性があります。
泥の下で何が起きているのか――この地球の神秘は、まだ私たちに多くの謎を投げかけているのです。
そのうちどこかの地獄門みたいになったりして…。
温暖化云々より可燃性ガスで拡散すると危険だから燃やしてるんじゃないのか?
「地元では伝統的に行われてきた実用的な対応です。」
とあるように、地球温暖化と叫ばれる前からの対応なのは自明ですね。
台湾に長年住んでましたがでこういう風にガスが出ていて火をつけて対処している場所は墾丁とか關子嶺溫泉とか自分が見に行った場所だけでも四か所あり、中部から南部に多いです。日本人が知ってるとしたらその二か所くらいだけど原住民部落の中とか日本語では情報が全く得られない場所にもあるし、道が無くて登山しないといけない山奥にもあります。いずれにしろ現地人にとっては全然珍しい事ではありません。既に書かれてるコメにもあるようにどこのガス発生地点も燃やさないと危険だから燃やしてるんだと考えられます。或いは偶然火が付いたけど上手く消せなくてなんとなくそのまま何十年も燃やし続ける事になったか。有効利用出来たら良いけど発生量が少なすぎたり不安定で割に合わないのかいずれも点火放置されてます。
台湾の真ん中あたりには日本時代からの石油採掘場もあれば北部には間欠泉もあります。いずれも日本とよく似ています。東部にある南北に流れる川の真下にはユーラシアブレートとフィリピン海プレートの境目があって、それも日本で言えば長野や伊豆みたいなものです。地震も台風も勿論あるし3年前だったか小笠原諸島で発生した海底噴火による軽石被害は沖縄だけでなく台湾も立派に被害を受けました。日本にあって台湾に無い天災は大雪くらいですが台湾にも60年前にはスキー場がありました。急勾配過ぎてベテラン向けコースだったけど台湾ではそこにしか十分な雪が積もらなくて初心者向けスキー場を作れず、怪我人続出したために閉鎖されました。
ともかく大騒ぎするような事でも無いし一定期間ごとに出る屁みたいなものです。この記事のツイに対するポストに「7月5日の予言と関係あるんじゃないか」みたいなのが書かれてるけど、その予言は隕石であって地震や噴火ではありません。コメ欄やコメツリーを連想ゲームの場にしないと気が済まないタブロイド思考野郎が大嫌いなので当然ブロックです。そういう奴は大地震が起きると地震雲とか言う奴で、その無自覚な連想ゲームごっこが誹謗中傷とか風説の流布とかになって実害を発生させるのを理解していません。オカルトを否定する気も無いし俺はむしろ好きな方だけど、何でもかんでも結び付けたがる奴や、全て否定しないと気が済まない奴が大嫌いです。何が完全なデマで、何がどうとも言えなくて様子見するしかない事か、一つ一つ吟味する必要があります。