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楽しいことは自然に生じない。自分で楽しさを発見すべき / Credit:Canva
psychology

不幸な人は「楽しいことは自然に起きる」と誤解!楽しさを再発見できる「7日間チャレンジ」とは? (3/3)

2025.07.16 06:30:49 Wednesday

前ページ楽しさを分類して見える化する「PLAYモデル」

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今を楽しむための「7日間チャレンジ」

PLAYモデルの真価は「気づき」だけでなく、日々の行動を変えるガイドラインになることです。

ラッカー博士は、PLAYモデルを活用した「7日間チャレンジ」を紹介しています。

これは1日1つの小さな行動変化を通じて、生活に楽しさを再導入するという取り組みです。

 Day 1:無意味なYielding(流される)活動を1つ削除し、その時間でPleasing(快い)活動を1つ取り入れる。

たとえば、SNSを見る代わりに友人に電話をしてみるなど。

Day 2:ちょっとだけ自分の殻を破ることに挑戦する。

新しい料理を作る、行ったことのない場所に足を運ぶなど、小さな冒険がポイントです。

 Day 3:話していて楽しい人と連絡をとる。

会えなくても、短いメッセージや通話だけで、幸福感が一気に上がることもあります。

 Day 4:10分だけ、自分のための時間を確保する。

何の生産性も求めない「遊び」の時間を確保しましょう。

 Day 5:Agonizing(苦痛を伴う)活動を1つ見直す

たとえば、週1回の会議をメール対応に切り替える、苦手な業務を誰かに委任するなど、形を変える工夫がカギです。

 Day 6:短くてもワクワクする体験を1つ予定に入れる。

未来に「楽しみなこと」があるだけで、現在の気分も良くなります。

 Day 7:振り返りと継続の検討。

1週間の中で「これはよかった」と思えることを続ける。それが“習慣化された楽しさ”への第一歩になります。

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7日間チャレンジで楽しさを再発見しよう / Credit:Canva

この7日間チャレンジを行ってみるなら、きっと日常の中で楽しさを味わえることに気づけるはずです。

ラッカー博士の主張は明快です。

人生を根本から変える必要はありません。

小さな“楽しい習慣”の積み重ねが、幸福な日常を取り戻す有効な一歩となるでしょう

私たちはつい、幸せを“追い求めるもの”だと考えてしまいます。

けれども本当は、「今この瞬間」をどれだけ楽しめるかが、幸福を決定づけるのかもしれません。

忙しい日々の中でも、少しの工夫と意識で「楽しい」は取り戻せます。

あなたも、今日この瞬間から「今を楽しむ」力を取り戻してみませんか?

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不幸な人は「楽しいことは自然に起きる」と誤解!楽しさを再発見できる「7日間チャレンジ」とは? (3/3)のコメント

ゲスト

懐かしのこの世は楽し4バージョン。
でもあの心がけは実際大事なので…。
ということでようこそ劇場へ。

ゲスト

一日目の「友人に電話をしてみる」で俺を含むこの記事を読んだ人の大半が撃沈。ナゾロジーを読む事もほとんど「流される活動」でしょ。それをしているのは快い活動をする選択肢を持てていないから。発想が無いのではなくコミュ障とか貧困とかで持つのが不可能。散歩に連れて行くような犬を飼う金なんか無い。生きてるだけでギリギリの人にいきなりでかいハードル掲げないで欲しい。

    けんじ

    たしかにね。何か改善しようにもリソースが無いからほとんど変えることができないわ。

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