お互いが変化しても友人であり続ける方法

友情の形は様々だと分かっても不安になることはあるものです。
「あの友達は私に全然連絡をくれない……もう終わったのかな?」と感じたことがあるかもしれません。
しかし、フランコ博士はそうした状況に対して、「友人とは、異なるタイムラインで生きている可能性がある」という視点も与えてくれます。
博士自身も、かつては「自分ばかりが連絡している」と悩んでいたそうです。
しかし一歩引いてみたことで、後になって相手の方から連絡が来たという体験がありました。
つまり「連絡が来ない=嫌われた」ではなく、単に今は相手にその余裕がないだけかもしれません。
友情においては今すぐの返答や頻度ではなく、長期的なリズムの違いを理解することが大切なのです。
また、ある調査では、「私たちは平均して、7年ごとに友達の半分を失う」というデータも示されています。
これは人間関係における自然な流れとも言える現象です。
ライフステージが変わり、職場や住居が変われば、人との距離も変化します。

しかしそれを終わりと捉えるのではなく、変化のフェーズと受け入れることで、心は軽くなります。
たとえば、「頻繁に会っておしゃべりしていた相手」が「たまに連絡を取る人」に変わったり、「同僚だった人」が「育児について話せるママ友」に変化したりすることがあるかもしれません。
こうした形の変化は、友情を失ったわけではなく、ただ「変わっただけ」なのです。
友情の本質を距離の調整だと理解できれば、新しいフェーズへと進む勇気が湧いてくるはずです。
友情は、必ずしも「ずっと一緒にいること」ではありません。
むしろ、「離れていてもつながっていると感じられる」ことが大切なのかもしれません。
友情を長続きさせるコツは、それぞれの相手に合わせた距離感を見つけることです。
おそらくあなたの周りには、「よくおしゃべりする親友」だけでなく、「たまに会うと最高に楽しい友達」もいます。どちらも大切な友人です。
「友達なんていたことねえよ…。」
って人はどうすれば…。
とても心温まる記事でした!
半年〜1年に1度、どちらともなく連絡を取り合うスペイン人の友達がいます。知り合って、17年目。もう16年会っていませんが、連絡とりあうと、1週間〜10日くらいメールのやりとりが続きます。不思議と続く縁ですね。