画像
友情維持には「相手に合わせた距離感」が大切 / Credit:Canva
psychology

友情を長続きさせるコツとは?大切なのは「相手に合わせた距離感」を見つけること (2/2)

2025.07.29 06:30:47 Tuesday

前ページ「たまにしか合わない友情」を認めることは大切

<

1

2

>

お互いが変化しても友人であり続ける方法

画像
友達から連絡が来なくなったら友情は終わり? / Credit:Canva

友情の形は様々だと分かっても不安になることはあるものです。

「あの友達は私に全然連絡をくれない……もう終わったのかな?」と感じたことがあるかもしれません。

しかし、フランコ博士はそうした状況に対して、「友人とは、異なるタイムラインで生きている可能性がある」という視点も与えてくれます。

博士自身も、かつては「自分ばかりが連絡している」と悩んでいたそうです。

しかし一歩引いてみたことで、後になって相手の方から連絡が来たという体験がありました。

つまり「連絡が来ない=嫌われた」ではなく、単に今は相手にその余裕がないだけかもしれません。

友情においては今すぐの返答や頻度ではなく、長期的なリズムの違いを理解することが大切なのです。

また、ある調査では、「私たちは平均して、7年ごとに友達の半分を失う」というデータも示されています。

これは人間関係における自然な流れとも言える現象です。

ライフステージが変わり、職場や住居が変われば、人との距離も変化します。

画像
相手との距離の変化を受け止める。距離を調整して友情を維持する / Credit:Canva

しかしそれを終わりと捉えるのではなく、変化のフェーズと受け入れることで、心は軽くなります。

たとえば、「頻繁に会っておしゃべりしていた相手」が「たまに連絡を取る人」に変わったり、「同僚だった人」が「育児について話せるママ友」に変化したりすることがあるかもしれません。

こうした形の変化は、友情を失ったわけではなく、ただ「変わっただけ」なのです。

友情の本質を距離の調整だと理解できれば、新しいフェーズへと進む勇気が湧いてくるはずです。

友情は、必ずしも「ずっと一緒にいること」ではありません。

むしろ、「離れていてもつながっていると感じられる」ことが大切なのかもしれません。

友情を長続きさせるコツは、それぞれの相手に合わせた距離感を見つけることです。

おそらくあなたの周りには、「よくおしゃべりする親友」だけでなく、「たまに会うと最高に楽しい友達」もいます。どちらも大切な友人です。

<

1

2

>

友情を長続きさせるコツとは?大切なのは「相手に合わせた距離感」を見つけること (2/2)のコメント

ゲスト

「友達なんていたことねえよ…。」
って人はどうすれば…。

ほそかわし

とても心温まる記事でした!

peko

半年〜1年に1度、どちらともなく連絡を取り合うスペイン人の友達がいます。知り合って、17年目。もう16年会っていませんが、連絡とりあうと、1週間〜10日くらいメールのやりとりが続きます。不思議と続く縁ですね。

コメントを書く

※コメントは管理者の確認後に表示されます。

0 / 1000

人気記事ランキング

  • TODAY
  • WEEK
  • MONTH

Amazonお買い得品ランキング

スマホ用品

心理学のニュースpsychology news

もっと見る

役立つ科学情報

注目の科学ニュースpick up !!