”悪魔の蜂”はどんな経緯で発見されたのか?
このユニークな蜂の発見は、西オーストラリア州ゴールドフィールド地域のBremer山地にて、絶滅危惧野生植物「Marianthus aquilonaris」の調査がきっかけでした。
この野生花は、世界でもごく限られたエリアにしか生育していない、まさに“ご当地固有”の希少植物です。
2019年、研究チームはこの希少な花の花粉媒介者を採集していましたが、その際、「Marianthus aquilonaris」の花や、近くで満開を迎えていた「Eucalyptus livida」(ユーカリ属)の花を訪れている、今までに見たことのない特徴的な蜂を発見。
複数個体(メス・オス)を採集し、詳細な形態観察とDNA分析を進めた結果、新種と断定されたのです。
発見できたのは2019年11月2〜4日の数日間のみであり、2022年と2024年の10月調査では見つかりませんでした。
近隣や他の地域の調査、また過去の標本データベースやDNAデータベースを調べても同じ種は見つかっていません。
活動時期や分布域の狭さは、環境変化の影響を強く受けやすいことを意味します。
生態についてはまだ分かっていないことも多いですが、同属の他種と同様に木の空洞や倒木などを巣に使い、樹脂などで巣を封じると考えられています。
生息地は鉱山開発や火災、気候変動の影響を受けやすく、しかも主要な訪花植物の一つMarianthus aquilonarisは絶滅危惧です。
蜂と植物の双方が同じ狭い地域に依存しているため、どちらか一方の打撃が連鎖しかねません。
この発見は「新種が発見された」というニュース性だけでなく、花粉媒介者と植物のつながり・生態系の多様性・生物多様性保全の重要性を考えるうえで、きわめて大きな意義を持っています。
自然界には、”まだ人間が知らない生命”が潜んでいます。
「悪魔の角を持つ蜂・ルシファー」の発見は、好奇心と観察眼、地道な現地調査の力がいかに大切か、そして、貴重な生物を守っていくことの重要性を改めて教えてくれます。


























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