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ナルシストは説得力のある話ができるが、文章は苦手 / Credit:Canva
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ナルシストは「説得力のある話し手」だが、文章を書くと弱点が露呈する (2/2)

2026.02.27 06:30:36 Friday

前ページナルシストはスピーチでやや有利だが、文章では不利

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文章で説得するには「自分の主張」を見直し、「読み手の立場」に立つ必要がある

最初の研究、つまりスピーチを扱った実験では、誇大型ナルシシズムが高い話し手ほど、自分のスピーチを高く評価していました。

そして評価者の側も、効果は大きくはないものの、彼らのスピーチを相対的にやや説得的だと判断しました。

さらに分析すると、ナルシシストは他の参加者よりも長く話す傾向があり、その「話す時間の長さ」が説得力評価の一部を説明していました。

論文が示しているのは、長さと評価が関連していたという事実です。

日常的な感覚で考えれば、長く話す人ほど自信があり、堂々としているように見えやすいのかもしれません。

一方、後半3つの研究、つまりエッセイを扱った実験では結果が逆転しました。

ナルシシストはやはり自分の文章を高く評価しましたが、評価者はそれらの文章を相対的に説得力が低いと判断しました。

しかも、彼らが特別に努力を怠っていたわけではありません。

執筆時間や文章量は、平均的には他の参加者と大きな違いはなく、賞金をかけた条件でも明確な改善は見られませんでした。

なぜ文章では評価が下がったのでしょうか。

文章で人を説得するには、読み手がどこで疑問を持つかを想像し、理由のつながりを丁寧に整える必要があります。

声の勢いや堂々とした態度で補うことができない分、論理の弱点が目立ちやすいのです。

誇大型ナルシシズムの高い人は、自信が強く、批判を受け入れにくい傾向があると指摘されています。

もし自分の主張を十分に見直さず、読み手の立場を想像する作業が少なければ、文章の説得力は伸びにくいでしょう。

今回の研究が示したのは、説得力は人格だけで決まる固定的な能力ではなく、「どのような場面で、どのように伝えるか」によって大きく変わる可能性があるということです。

「堂々と語る力が武器になる」場面もあれば、それらが役に立たない「論理が問われる」場面もあるのです。

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