くしゃみを起こす「脳のスイッチ」を弱めていた
では、なぜくしゃみが減ったのでしょうか。
チームは視点を変え、くしゃみを引き起こす神経の働きに注目しました。
くしゃみは単なる反射ではなく、鼻からの刺激が脳に伝わり、神経回路を通じて発動する反応です。
実験では、ヒスタミン(くしゃみを誘発する物質)を投与した際の脳内の神経活動を調べました。
その結果、通常であれば活性化する「くしゃみ反射に関わる神経回路」の活動が、抹茶を摂取したマウスでは弱まっていたのです。
具体的には、神経の活動指標である「c-Fos」というタンパク質の発現が低下しており、くしゃみを引き起こす中枢の興奮が抑えられていることが示されました。
つまり抹茶は、アレルギー反応そのものを止めるのではなく、くしゃみを引き起こす「脳のスイッチ」を弱めることで症状を軽減していた可能性があります。
花粉症対策は「神経」からも考えられる時代へ
今回の研究は、花粉症の見方に新しい視点を与えるものです。
これまでアレルギー性鼻炎は「免疫の問題」として語られることがほとんどでしたが、実際にはその先にある「神経の反応」も重要な役割を担っていることが示されました。
抹茶のような身近な食品が、この神経の働きに影響を与える可能性があるという点も興味深いところです。
もっとも、この研究はマウスで行われたものであり、人間でも同じ効果が得られるかは今後の検証が必要です。
また、日常的に飲む量で十分な効果が出るかも明らかになっていません。
それでも、花粉症対策が「免疫を抑える」だけでなく、「症状の出方をコントロールする」という方向にも広がる可能性を示した点で、この研究の意義は大きいと言えるでしょう。




























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