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Credit: canva
health

心臓発作のリスクを下げる「簡単な睡眠習慣」が明らかに

2026.04.09 07:00:53 Thursday

十分な睡眠時間を取っていても、寝るタイミングがバラバラだと意味がないかもしれません。

最近、睡眠の「長さ」だけでなく、「いつ寝るか」という習慣そのものが、心臓の健康に大きく関わっている可能性が示されました。

フィンランド・オウル大学(University of Oulu)の研究チームは、中年期の睡眠習慣と心血管疾患の関係を長期的に調査。

その結果、就寝時間を規則的にすることが、心臓発作や脳卒中のリスクの低下につながることが明らかになったのです。

研究の詳細は2026年3月24日付で学術誌『BMC Cardiovascular Disorders』に掲載されています。

One Sleep Habit Could Boost Your Heart Health, Study Suggests https://www.sciencealert.com/sticking-to-the-same-bedtime-each-night-could-help-lower-heart-health-risk Irregular bedtime linked to higher risk of cardiac events https://www.eurekalert.org/news-releases/1121880
Sleep timing irregularity in midlife: association with incident major adverse cardiac events and cardiovascular disease mortality over a 10-year follow-up https://doi.org/10.1186/s12872-026-05762-4

睡眠時間より重要だった「就寝時間の規則性」

今回の研究では、1966年にフィンランド北部で生まれた3,231人を対象に、46歳時点の睡眠習慣が調べられました。

参加者はウェアラブル機器を装着し、約1週間にわたって睡眠のタイミングやベッドにいた時間が記録されています。

研究者たちは、睡眠を「どれくらいの時間とっているか」だけでなく、

・就寝時間

・起床時間

・睡眠の中点(寝てから起きるまでの中間時刻)

といった「時間のばらつき」に注目しました。

そして、その後10年以上にわたり、心筋梗塞や脳卒中などの重大な心血管イベントの発生を追跡しています。

分析の結果、最も重要だったのは「就寝時間の規則性」でした。

特に、睡眠時間が約8時間未満の人において、就寝時間が不規則な人は、規則的な人と比べて心血管イベントのリスクが約2倍に上昇していたのです。

一方で、起床時間の不規則さについては、明確な関連は見られませんでした。

つまり、「何時に起きるか」よりも、「何時に寝るか」のほうが、心臓にとって重要だったのです。

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