5万人の調査から1年後、1万人に「診断の質問」をした

元になったのは、ノルウェーの高等教育の学生を対象にした全国調査です。2022年に53,362人が運動の頻度・きつさ・1回の長さを答え、運動をする人は週の合計時間も答えました。
約1年後、標準化された診断用の質問票にウェブで答えてもらい、直近30日か12か月にうつ病のエピソードか不安症の基準を満たしたかを判定しました。回答したのは10,460人です。
解析は男女別に行い、社会人口学的な背景の要因と、調査時点の心理的な苦痛の強さを段階的に調整しています。もともと落ち込んでいた人が運動もしていなかった、という影響をできるだけ取り除くためです。
毎日運動する学生に比べて、ほとんど、または全く運動しない学生が翌年に不調の基準を満たす相対的なリスクは、女性で1.15倍、男性で1.33倍でした。
推奨される活動量に届かない学生でもリスクは高く、週の運動時間が長いほど不調は少ない関係が、逐10時間あたりまで続きました。
ただし、逐10時間を超える回答は10時間にまとめて解析しているので、「10時間が最適」と読むことはできません。
男女で現れ方は違いました。男性では週の運動時間の短さがより強い危険因子で、女性では運動のきつさの低さが不安やうつと関連していました。
18〜24歳の若い学生でやや強い関連が見えたものの、年齢層による違いは正式な解析では支持されませんでした。





























