「サメの墓場」に眠っていたのは、どんな海だったのか?

陸に近い浅い海から沖の深い海まで、サメは種によってよく見られる場所がある程度決まっています。
そのため、どこにどんなサメがいたかを調べれば、当時の海の様子を描き直せます。
今回見つかった種のうち、スカパノリンクスは、ふつう深めの海にすむとみなされているサメです。
一方、クレタラムナとセラトラムナは、陸から離れた開けた海に多いとされています。
そしてスクアリコラクスは、より浅く岸に近い海を示している可能性があります。
つまりこの地層には、1種類の海ではなく、いくつもの種類の海から来たものが入り混じっていると考えられるのです。
ここで、「サメの墓場」という呼び名の落とし穴が見えてきます。
この場所には、たくさんのサメが一度に死んだような、1回きりの大事件の跡は残っていません。
リン酸塩を多く含む地層はゆっくりと積もり、その間に、別々の時期の歯や遺骸が同じ層に集まっていきました。
こうした化石の集まりは「時間平均化群集」と呼ばれ、いま隣り合って見つかる化石でも、実際には数百年、数千年も離れて生きた動物のものかもしれません。
一瞬を切り取った写真ではなく、長い時間にこの海を通り過ぎていったサメたちの記録が、まとめて残っているわけです。
さらに研究者たちは、この海の生き物たちを支えるうえで「湧昇」が大切な役割を果たしたかもしれないと考えています。
湧昇とは、深い海の水が水面の方へ上がってくる流れのことで、そのとき栄養も一緒に運ばれてきます。
その栄養が日の当たる水に届くとプランクトンが増え、それを小魚や背骨のない小さな生き物が食べ、さらにそれを大きな動物が食べるというつながりが生まれます。
ドゥウィ層からは、これまでにも魚やウミガメ、ほかの海の爬虫類の化石が見つかっています。
それらと合わせて考えると、白亜紀のこの海は、さまざまな捕食者を養えるほど豊かだったと見られます。
その意味で、サメはこの物語のいちばん目立つ登場人物にすぎないのです。
たった14本の歯ですが、白亜紀のエジプトにいたと知られるサメの顔ぶれを広げ、北アフリカの化石記録の空白を埋める手がかりになりました。
次にラクダが砂丘を歩く映像を見たら、思い出してみてください。その足もとの岩の中では、生きた時代が何千年もずれたサメたちの歯が、同じ海の記憶として肩を並べているかもしれません。
砂漠のお土産屋さんにサメの歯のキーホルダーが並んでいても、なぜか妙に納得してしまいそうです。






やっぱピラミッドも昔は海やった可能性あるな!
サメの骨やった?見つかってるし。
浮遊力で作った可能性ある。昔ピラミッドは海底にあった…
宇宙人、タイムマシン説も捨てきれない
エジプトはロマン溢れる場所どすな〜