
■薬で自分の血を蚊にとって毒にする技術が研究されている
■蚊が早く死ぬことでマラリアの伝染を防ぐ見込み
人類にとっての悪にして睡眠の敵「蚊」。今、人類は蚊に無慈悲な報復を行うところまで来ているようです。
コロラド州立大学の研究チームが、ある寄生虫治療薬が有害な副作用なしでマラリアの感染拡大の防止効果が期待できるという成果を挙げました。これによりマラリア克服に新しい道ができたようです。
この研究の論文は医学雑誌「The Lancet」に掲載されました。
https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(18)32321-3
日本で見つかった菌がマラリア治療にまさかの大活躍?
今回マラリア対策に使われた治療薬はイベルメクチンというもので、日本で見つかった新種の菌の物質をもとに作られた薬です。本来は寄生虫の退治や予防に使われるもので、ヒトや犬、家畜などにも使われています。
イベルメクチンは、これまでマラリアに対して大規模な試験はされてきませんでした。しかし近年の研究によってイベルメクチンのマラリア防止の原理が少しずつ解明されており、その効果のひとつに血を蚊にとって必殺の毒にする効果があることがわかっています。
今回実験が行われたのは、西アフリカの国家ブルキナファソの8つの村。18週間の実験期間の中で5歳以下の子供約600人を含む約2700人のうち、対照実験参加者を除く半数の参加者に3週間ごとにイベルメクチンの投与が行われました。
すると、5歳以下の子供の対照実験参加者が期間中に平均2.5回マラリアに感染したのに対し、イベルメクチンを投与されていた子供は平均2回の感染にとどまる結果が得られました。その間に害のある副作用は確認されず、結果的にノーリスクで子供のマラリア感染数を20%減らすことに成功しました。
今回の研究結果は効果の理論的な実証の段階に近いものなので、今後の研究の発展に要注目ですね。
蚊に狙われていた血を使って逆に蚊を倒す展開、アツいです。
https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/2713

























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