時間感覚を伸ばす2つのコツ
初めての体験や場所で時間感覚は伸び、ルーティンを淡々とこなしていると時間は速く過ぎ去ってしまう。これは誰しもが感覚的に理解していることではないだろうか。
それなら、心が処理する情報量を多くすれば時間感覚は自然と伸びていくはずだ。
しかしテイラー氏によれば、わざわざ外国や新しい習い事を始めなくても時間感覚を伸ばすコツがあるそうだ。
それは「慣れている世界(親密さ)を避け」て、普段から「五感を研ぎ澄ませる」ことだという。日常世界への慣れを覆すには、内面の思考よりも外部世界への感覚に鋭敏になることが効果的なのである。
朝シャワーを浴びるときでも「今日は何をしようか」「昨日何したかな」と考えるのではなく、今この瞬間に肌で感じている水温や音、匂いに意識を向けることが重要だという。
「見るもの、聞くもの、感じるものに注意を向けることで、日々の馴れ馴れしさは消え去る」とテイラー氏は指摘する。心の内に閉じこもるのではなく外の世界に意識を開いてみれば、心が処理する情報量は必然的に多くなる。
これで「気づいたら1ヶ月」みたいな悲しみが無くなったらいいな、とひたすら思う。