「マヨネーズ・パラメーター」により不安定化のメカニズム解明!
不安定化のメカニズム解明のため、チームは高温・高圧化におけるガスの動きに近い状態を「目に見える形で」模造する必要があった。
そしてチームがたどり着いた答えが、低温状態のマヨネーズだ。ガスが核融合するときの動きに最も近い固体が、低温状態のマヨネーズなのだという。
実験ではヘルマン・マヨネーズをプレキシガラスの中に入れ、数種類の加速回転を加えて各々の反応を調べた。その際、ハイスピードカメラとイメージ処理システムを用いて、マヨの動きを撮影しパラメーターを算出している。
その「マヨパラ」がこちら。
これにより、不安定化は最初期に生じる「振れ幅(山なりの大きさ)」と「波長(各波における頂点間の距離)」の大きさに影響することが判明した。つまり最初の振れ幅が小さくて波長が長ければ、その後の動きは比較的安定化するというわけだ。
マヨパラの成果はまだ実際の核融合反応に応用されていないが、不安定現象を視覚化することで今後の改良にも役立ちそうだ。
この成果を元に完成した核が悪用されてマヨが戦犯扱いを受け、マヨラーが魔女狩りならぬマヨ狩りに…なんてことにならなければ良いのだが。