脳を温めてみた
今回の研究では、首の頸動脈に当たる場所を「冷却」「温め」「室温」という条件で5分間ほど抑えて脳の体温を変化させる実験を行った。
実験の参加者は92人で、上記の首への温度変化を与えた後、短いビデオを見せている。どれだけ退屈なビデオなのかはわからないが、実験では前夜の睡眠時間の確認も行っており、結果に影響を与えないように配慮しているという。
結果としては、首を冷却した被験者は有意にあくびの衝動、頻度が低下したという。
この結果は室温20℃周辺であくびが伝染するという研究結果ともよく一致しており、脳が温まることでそれを冷却する目的であくびが発生していることの証拠を提示している。と研究者たちは語っている。