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プロがアイアンマン・スーツを本気で作った結果がこちら

2019.06.18 Tuesday

Point

■米ディスカバリー・チャンネルの企画で、技術者たちが「アイアンマン・スーツ」を本気で製作

■スーツには鉄ではなく軽くて柔軟なチタンが採用されており、防弾機能も備えている

■1000馬力のジェットエンジンを5つ搭載しており、地上5mのホバリングも可能

6月に始動した米ディスカバリー・チャンネルの新たなテレビシリーズ「Savage Builds」、その記念すべき第一回のテーマが、「アイアンマン・スーツ」だ。

開発を行なったのはシリーズのパーソナリティであるアダム・サヴェッジ氏。インダストリアルデザイン・特殊効果のエンジニアで、映画『スター・ウォーズ』や『マトリックス』のモデルデザインを務めた経験もある。

そんなプロ中のプロたちがリアルなアイアンマンスーツを本気でつくったら、一体どんなものが出来上がるのだろうか?

3Dプリントでスーツを完全再現

「アイアンマン」だが、スーツの素材に用いられたのは鉄ではなくチタンだ。作者的にはここはさぞかし鉄で作りたかったことだろうが、空を飛ぶためには軽く柔軟なチタンの方が適しているらしい。仕方ない。

だから正確には「チタニウムマン」と呼ぶべきだろうが、とにかく作成したのはアイアンマンなのだ。

制作にあたって、まず映画オリジナルに忠実なスーツの型をデータ化し、それを元にチタンで3Dプリントを行なった。

アイアンマン・スーツのデータは、なんと映画を製作したマーベル・スタジオ本社が提供し、3Dプリント技術の提供にはコロラド鉱山大学が参加している。

これはプロの本気が期待できる。

そうして完成したのが、こちらのスーツだ。

Credit:laughingsquid

カッコいい…カラーリングや形を考えると、これは試作機「マークⅡ」だろう。本物のマークⅡと比べても見劣りしない。

劇中に登場する「マークⅡ」/Credit:laughingsquid

スーツは鉄より柔らかい素材だが、防弾機能はバツグンに優れている。

スーツに22.9mm口径の銃弾45発を撃ち込んだ実証テストでは、銃弾がスーツを貫通することはなく、ほんのかすり傷を残した程度だった。

というか実証テストまでやるのがスゴイ。本家とプロたちの本気をまざまざと見せつけられている。

Credit:laughingsquid

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