飼えばわかる!? フグの賢さ
私自身、南米淡水フグという種類のフグを飼育しているのですが、哺乳類をペットにするのと近い感覚を覚えています。
目がそれぞれ動くので、チラっと目線だけ向けてくることもあり、こちらが「見られている」「目があう」と感じることがしばしば。
また、さきほど「芸をするフグ」のところで、ものの色や形を認識しているようだと書いたのは、家のフグでもそう感じているからです。
私を見ると寄ってきますが、友人には警戒して近寄らないですし、ビビッドな色の服が苦手なので、着ていると腰が引けた感じで様子をうかがってきます。
ほかのフグ飼育者からも同様の話は聞きますし、色の好みは「うちのミドリフグはボーダー柄が苦手」など、個体によって差があるのが、人間くさくて知能を感じるところ。一度嫌いだと認定した餌は、二度と口にしませんしね。
さすがに家のフグは芸をしないでしょうが、高度な知能を感じる新たな行動をするフグが現れても「フグだしな」と納得してしまいそうです。
また、私に対するフグのアイコンタクトを見ていた友人から、「何だかウインクでもしてきそうだね」と言われたことがありますが、確かに違和感はないかも。魚だから、まぶたはありませんけど。でも、フグってギューッと絞るように目を閉じることはできるんですよね…ひょっとしたら、いずれやってくれる日がくるかも?