ADHDとは「注意欠陥・多動性障害(Attention-deficit hyperactivity disorder)」の略称です。
集中力が継続せず、小さなことに気が散って、ケアレスミスの増加といった症状が知られています。ADHDは大人になっても発症するもので、症状が進むと過度な心配性やうつ病、その他心理的疾患へとつながってしまいます。
しかし、すでにADHDを発症しているからといって絶望する必要はありません。
ADHDの症状を和らげ、集中力を高める方法として「ポジティブ心理学」というものがあります。これはペンシルベニア大学の心理学者であるマーティン・セリグマン教授が創設したもので、個人の長所や強みを伸ばすことを目的とした学問です。
今回はその中から大人のADHDに効果的な7つの方法をご紹介します。
人によって効果の現れが大きく違うので、自分が最も共感できて向いていると思う方法から試してみるのが良いでしょう。
1.感謝の言葉を述べる
研究によると、感謝の念を持つ人は幸福感が高く、精神的な安定性もあり、不安を抱くことが少ないということが分かっています。
感謝の気持ちを伝える方法はたくさんありますが、例を挙げると、週に1回感謝の日記をつけてみることです。その週に感謝した5つほどの出来事と理由を書き出してください。
手助けをしてくれた人に、お礼の手紙を書いてみるのも効果的です。