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「SNS疲れ」を感じる人ほどSNS中毒に? 陥りがちな負のループとは

2019.08.30 Friday

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Credit: pixabay

Point

■SNS疲れを解消したい時、ユーザーはそのSNSを閉じるよりも、その中に長く留まる傾向がある

■SNS内で行動を頻繁に切り替える人ほど、SNS中毒に陥っている可能性が高い

■SNSにストレスを感じた時、ユーザーがそのSNSの別のエリアへ移動して、それを異なる方法で利用できることが要因か

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フェイスブックやインスタグラムなどのSNSが、「テクノストレス」を引き起こしていることが最近の研究で明らかになりました。

SNS疲れを感じた時、ユーザーはさらにSNSにのめり込む傾向があるようです。

この研究を行ったのは、英ランカスター大学ビジネススクールの研究チーム。論文は「Information Systems Journal」に掲載されています。

Explaining the link between technostress and technology addiction for social networking sites: A study of distraction as a coping behavior
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/isj.12253

SNS内の注意散漫の度合いがSNS中毒に関連

研究チームは、フェイスブックを利用する444名が持つインターネットの利用習慣を、3段階のパネル調査を用いて評価。

1年の調査期間中にインターバルを設け、それぞれ社会的負荷やSNSの利用週間、注意散漫さ、中毒性など異なる調査が行われました。

結果を分析したところ、SNSストレッサーがSNS内外における注意散漫に大きく影響していることが判明しました。また、SNSの利用習慣が、SNSストレッサーとSNS内における注意散漫の間の関係に、ネガティブな効果をもたらしていることも分かっています。

さらに興味深いことに、SNS内における注意散漫の度合いとSNS中毒に関連があるという事実も。つまり、SNS内で行動を頻繁に切り替える人ほど、SNS中毒に陥っている可能性が高いということです。

次ページSNS内に用意された多種多様な場所へ次々と移動

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