悪戯好きの神「ロキ」はとっても気まぐれ
ロキ最大の特徴は、噴出しては固まり、さらに噴出を繰り返すといったリズミカルで巨大な溶岩湖を持っていることです。
元々「ロキ」という名前は、北欧神話に登場する悪戯好きの神「ロキ」に由来しています。ロキは得意の変身術を使って、男神であるのに女性に变化したり、他者に呪文をかけて強制的に変身させるなど、邪悪でずる賢く、平気で嘘をつく神様です。
今のところ噴火が実際に観察されていないことから、ラスバーン氏は「ロキは、ペテン師の神に因んで名前がつけられているので、気をつけなければなりません」と冗談混じりに語っています。
実際、2002年に噴火の周期が540日であることが発表されて以降、ロキの活動は変化し、2013年頃までは周期的な活動が観測されませんでした。やはり、とても気まぐれな火山のようです。
ラスバーン氏の予測がずばり当たるのか、それとも神様の悪戯にまんまと騙されてしまうのか? 結果が楽しみですね。