砂の稜線の向きから風が吹く方角がわかる
よくよく見ると、砂丘にもさまざまなタイプがあることが分かります。左側の砂丘はみなさんが想像できる通常の砂丘ですが、右側には「バルハン砂丘」と呼ばれる三日月型の砂丘が点在しています。
バルハン砂丘は徐々に大きくなり、やがてお互いに連結して三日月型の畝を作ります。こうした砂丘の形成の仕方は、火星を調査する天文学者にとってとても有益な情報を提供してくれます。円弧状の砂の稜線の向きを見れば、風が吹く方角を知ることができるからです。
あまり食欲はわかないかもしれませんが、アイスクリーム砂丘は、火星の春の風物詩なのです。