費用面でも研究面でも大きなメリットが
MEV-1に続く2代目のMEV-2は、MEV-1の設計を応用することで製作スケジュールをわずか26ヶ月以内に抑えることができるそう。MEV-2の打ち上げは2020年に予定されており、MEV-1と同じく、はじめはIntelsatの別の衛星に5年間の燃料補給サービスを提供し、その後は別の衛星へのサービスに向かいます。
まるで、自動車の故障やバッテリー上がり、ガス欠などのトラブル時に駆けつけてくれるロードサービスそのものですね。
新しい衛星を打ち上げる代わりに、既存の衛星の寿命を伸ばすことができれば、費用面で大きなメリットが得られるだけでなく、従来より長期的な観測も可能になるでしょう。今後、「宇宙のロードサービス」の需要はますます伸びて行きそうです。