新AI技術により、未知のがん症状が明らかに
共同研究グループは新たな学習方法により、病理画像から人間が理解できる情報を、「自動で」取得する新たなAI技術の開発に成功しました。
新たなAIは医師の診断情報が付いていない画像から学習し、診断結果を人間が理解できる画像に置換して提出することができます。
実際に、約11億枚にもの前立腺の病理画像を学習させたところ、医師による診断情報なしに、詳細に分類されたガンの情報を提出することができました。驚くべきことに、その中には、これまで専門家たちが気付くことができなかった未知の症状も含まれていたのです。
さらに、新AI技術によって高精度のがん再発予測も可能になります。
AIは従来の医師による診断よりも高い精度でがん再発を予測することができました。
加えてAIと医師の得意分野は異なります。AIと医師の診断を組み合わせることにより、これまでにないほどの高い精度で予測することが可能になりました。
医療技術にAIを組み込むことで、今後もさらなる進展が期待できるでしょう。今回の研究はその大きな一歩となりました。