40年間喫煙してきた人でもOK?
「細胞の置換」による肺ダメージの治癒は、長年喫煙してきた人にも効果がありました。
実際に、40年間1日1パックのタバコを吸い続けてきた人にも禁煙後に効果が現れ始め、肺の一部が完全に健康な細胞へと置換されていました。
この実例は「禁煙はいつでも遅くない」ことを示すものとなるでしょう。
ただし、肺気腫を引き起こすほどの肺への深い損傷については修復が難しいため、安易に判断してしまうのも注意が必要とのこと。
また、今回の肺の治癒現象には未だ多くの謎が残っています。今後の研究では、健康な細胞の貯蔵庫の発見と、置換の仕組みの解明に焦点が当てられていくようです。