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イカは夕飯の「好物」のために昼食をセーブできると判明 (2/2)

2020.02.05 Wednesday

前ページイカの計画、イカの自制心

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イカはどうやって高い知性を獲得したか?

イカの脳の3D画像/Credit:iScience.Volume 23, Issue 1, 24 January 2020, 100816

計画性と自制心で見事に人間の子供を打ち破ったイカですが、その高い知能はどこからきているのでしょうか?

別の研究では、イカの細胞の数を測定したところ、5億個を超える脳細胞が確認されました。

一般的な軟体動物の脳細胞は2万個程度しかないため、この数は異常だといえます。

イカはこの膨大な脳細胞のお陰で、鏡に映る姿を自分だと認識することさえできます。

この鏡面認知テストを合格できたのも、脊椎動物を除いてはイカやタコしか存在しません。

私たち脊椎動物とイカやタコが進化状の枝分をしたのは、5億2500万年前のカンブリア紀だと言われています。

それ以降、脊椎動物の一部は陸に進出し、陸の様々な環境に適応するために、他の生物種よりも圧倒的に膨大な脳細胞を持つようになりました。

しかし、イカやタコはそれとは別に、全く独自に、しかも海の中で、脊椎動物に匹敵する脳細胞を持つに至りました。

何がイカやタコの知能の進化を促したのかはまだ判明していません。

研究者の中には冗談半分で「彼らは地球外から送られてきた生命に違いない」と言う人もいるとのこと。

冗談はさておき、もしかしたら、知性の形は1つではないのかもしれません。

イカやタコは全く異質の知性の元に、計画性や自制心を発揮した可能性があるからです。

研究者たちはイカやタコの知的進化や認知機能を調べることで、知性や認知能力のより普遍的な定義が可能になると期待しています。

イカの脳はイヌ並みに複雑だった!145個の神経経路を新たに発見

reference: sciencealert / written by ナゾロジー編集部

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