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放し飼いの「飼いネコ」が在来種を脅かしている事実が報告される (2/3)

2020.05.19 Tuesday

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特定外来生物よりも実は危険?

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危険な外来生物ワニガメ。/Credit:Wkipedia Commons

よくワニガメやアリゲーターガーなど、危険な外来種が池に捨てられていたということがニュースになることがあります。

こうした外来生物は在来種の生態を脅かす危険な存在です。

この手のペットは見た目が凶悪なこともあって捨てられた場合、大きなニュースになりますが、ネコの場合は可愛い話題ばかりで、その危険性について触れられることがほとんどありません。

しかし、ネコは在来種を脅かす非常に危険な存在になりうるのです。

オーストラリアの場合、年間3億9000万匹の動物が飼いネコによって殺されていると試算されています。

これはたった一匹のペットのネコだけでも、地域の在来種の減少に寄与する可能性があるといいます。

西オーストラリア州のマンジュラでは、たった一匹の飼いネコと一匹の野良ネコによって、絶滅危惧種のヒメアジサイのコロニーが壊滅させられたという報告も存在しています。

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絶滅危惧種のヒメアジサイ。/Credit:en.wikipedia

大抵の在来種は繁殖率がそれほど高くなく、ネコが行うレベルの狩猟に耐えられません。絶滅危惧種の動物にとっては、ネコは非常にリスクの高い生物なのです。

次ページどうすればネコの狩りを減らせるのか?

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