「水うがい」と「うがい薬」の効果性
この試験では、日本全国の387人を対象にし、彼らを3つのグループに分けました。
1つ目は、水でうがいをするグループ。2つ目は、うがい薬(ヨード液)でうがいをするグループ。3つ目は、特にうがいをしないグループとなっています。
うがいをするグループは、口うがい1回・のどうがい2回を1クールとし、1日3クールを2か月間続けてもらいました。
そして、この間にどれほどの人がカゼをひくのかグループごとの違いを調査したのです。
試験の結果、水うがいを行なったグループはうがいをしなかったグループに比べてカゼになる割合が36%も減少しました。
さらに、水うがいを行なったグループはカゼをひいたとしても症状がいくらか軽くなる傾向も見られたとのこと。
しかし、うがい薬を使用したグループは、うがいをしないグループとほとんど変わらない結果となりました。
カゼ予防には、うがい薬を使用せず、水でうがいする方がはるかに効果的だったのです。