人間の汗には悪臭物質そのものは含まれていない

これまで体臭の主成分は、本人の汗に含まれる物質が根本的な原因であると思われていました。
すなわち、臭いのは本人そのものが臭いから…とする説です。
しかし近年になって、悪臭の主成分であるチオアルコールが、人間の発する汗そのものには含まれていなかったことが判明しました。
つまり、悪臭は人間の皮膚の内部から汗として発せられているのではなく、皮膚の外に存在する「何者か」が作り出していたのです。
犯人の候補として最初にあがったのは、皮膚の上に住んでいる菌たち…その中でも支配的な数を誇る常在菌でした。
しかし意外なことに、これら支配的な常在菌からは、チオアルコールを生産する能力がみつからなかったのです。
そのため、ワキガと体臭の原因菌探索は行き詰ってしまいます。