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Credit: Rainforest Expeditions – Introducing The Slingshot Spider (youtube, 2020)
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チーターの100倍の加速!?「スリングショットスパイダー」はパチンコのように”自らを弾き飛ばして”獲物をとらえる (2/2)

2020.08.24 Monday

前ページ弾け飛ぶときの加速度は「チーターの100倍」以上

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なぜ張力に耐えられるのか?

一番の謎は、小さなスリングショットスパイダーが、張力線を引いた状態で何時間も待機できるエネルギーをどこに持っているのかということです。

バムラ氏によると、張力線を引っ張るには少なくとも200ダインの力が必要で、わずか1ミリしかないクモには途方もないエネルギーです。(1ダイン=1グラムの物体に作用して、毎秒毎秒1センチメートルの加速度を生じさせる力の大きさ)

体のサイズを考えると、筋肉に頼っているとは思われません。

そこでおそらく、張力線を引っ張った状態でもエネルギーを消費しないですむような「ラッチ(掛け金)構造」を利用していると予想されます。

バムラ氏は「そうでなければ、2〜3時間も引き金を引いた状態で待機し、結果ゲットできたのか小さな蚊くらいでは割に合わないでしょう」と話します。

しかし、この秘密はまだ解明されていません。

チームは現在、新型コロナの影響で調査を中断しており、状況が好転次第、現地に戻って調査を再開するとのことです。

研究の詳細は、8月17日付けで「Current Biology」に掲載されています。

Ultrafast launch of slingshot spiders using conical silk webs
https://www.cell.com/current-biology/fulltext/S0960-9822(20)30928-3

海洋性光合成細菌がクモ糸を作り出せると判明! シルク繊維は海から生産する未来がくるかも

reference: physiflscience / written by くらのすけ

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