小惑星アポフィスの潜在的な脅威
小惑星アポフィスは2004年に発見された小惑星です。そのサイズは直径300mほどで、当時は2029年に地球に衝突する可能性が2.4%とかなり高い値で警告され話題になりました。
幸い、その後の研究でそんな可能性は0であると判明していて、アポフィスは2029年に地球の衛星軌道まで接近するものの衝突する心配は現在ありません。
しかし、この小惑星の脅威はこれで終わりではありませんでした。
アポフィスは地球の軌道から金星軌道にまたがる楕円軌道で太陽を公転していて、この後何度も地球へ再接近する機会があるのです。
そして2068年に、アポフィスが地球に衝突する可能性があるという計算が示されました。NASAのデータ上では、アポフィスは小惑星ベンヌや、29075(1950 DA)に次いで、3番目に大きな影響リスクを持つ小惑星であると考えられています。