世界人口の44%を支配、1位は「アケメネス朝ペルシア」?
「世界で最も大きかった国」という項目でギネスブックを開いてみれば、意外にも答えはあっけなく出ています。
それは、BC480年頃の「アケメネス朝ペルシア」です。
遊牧イラン人が建国し、全盛期にはオリエント一帯を征服しました。
当時の世界人口、約1億1240万人のうち約4940万人がアケメネス朝の支配下にあり、なんと全体の44%を占めていたのです。
確かに、人口比率で言えば最も強大な帝国でしたが、ボンマス教授はこれに同意しません。
「人口比率は国の大きさを測るひとつの指標にすぎず、それだけをもとに異なる時代の国を比較するのは無理がある」と指摘します。
例えば、日本の人口は世界比率の中では微々たるものですが、それでも1億2700万人を超えています。
それでは、真に最大の国と呼べるのはどこなのでしょうか。