新しいAIは視覚情報からロボットの判断基準を理解し、正しく予測する
実験の最終段階として、AIにロボットの行動を予測してもらいました。
結果、98.45%の精度でロボットの行動を予測できたとのこと。
これはAIが自分の視点だけで推論するのではなく、対象の視点を考慮して推論していることの証明になります。
ちなみに、従来のAIには特定のタスクに関連するプログラムが必要です。しかし、開発されたAIは事前の情報や仮定なしに、自分で得た視覚情報だけで正しく推測できました。
もちろん、この結果だけではAIが人間のような共感能力をもったとは言えません。
それでも共感能力の1つである「視覚情報による推論」と「視点の区別」ができています。
これはロボットに共感能力を与えるための第一歩だと言えるかもしれません。