住民は恐がって2日間も窓を開けられず
事件が起きたのは、ポーランド南部の都市クラクフのとある住宅街。
地元の動物保護団体・Krakow Animal Welfare Society(クラクフ動物福祉協会)が、先日13日、住民の女性から通報を受けました。
「木の上に見たこともない生き物がいる。家の中に入ってくるんじゃないかと思って、みんなもう2日間も窓を開けていない。」
担当の保護官が急いで現場に駆けつけてみると、木の上にいたのは爬虫類でも鳥でもなく、なんとクロワッサンだったのです!
その写真がこちら。
落ち着いて見れば、十分にクロワッサンと認識できますが、女性はかなり焦っていたのでしょう。
電話口では「たぶんイグアナだと思う」と話していたとか。
それを聞いた担当官は「イグアナが南ポーランドの寒さの中、外を出歩くとは思わないが、もしかしたら飼い主に捨てられたペットの可能性もあると考えた」と話します。
ところがフタを開けてみると、イグアナでもなんでもなく、手も足もない完全なクロワッサンでした。
調査の結果、側のアパートに住む住民が鳥のエサとして窓から投げ捨てたものだったという。
同団体は「今回は間違いでしたが、住民の方々には今後も遠慮せず連絡をしてほしい」と話しています。
しかし、住民が2日間も恐れていたものが単なるクロワッサンだったとは…
この時期のポーランドにはちょうどいい心温まる珍事だったようです。