水によって変形するエコプラスチック
新しいエコプラスチックの成形には水しか必要ありません。
水に浸すことで柔らかくなり、自由な変形が可能です。
そして通常の大気条件でしばらく乾燥させるとその形状が固定されます。
形状が長期にわたって保たれるだけでなく、水に浸けることで何度も作り変えることができます。
また直接水に浸けなければ変形しないため、湿度の高い環境でも形状を維持できるとのこと。
さらにこの新しい技術では、高価で複雑な機械や厳密な処理条件を必要としません。
そのためプラスチックの製造自体を簡略化し、その生産とリサイクルをより経済的で持続可能なものにするでしょう。
チャン氏は「今回の研究によって、このようなバイオプラスチックが、生物学、電子工学、医学などさまざまな場面で応用できるかもしれないことを示した」と述べています。
また「特に生物と環境に及ぼす悪影響は、新プラスチックを再利用することで最小限に抑えられる」と付け加えました。
良くも悪くも水で変形しますが、プラスチックの部分的な代替として今後大きな役割を担うかもしれませんね。