原料は植物由来の天然ポリマー「セルロース」
従来のプラスチックは、小さな分子のあつまり(モノマー)が複数結合してできた重合体(ポリマー)です。
新しく開発されたエコプラスチックには、植物の細胞壁や繊維の主成分であるセルロースが用いられました。
このセルロースは、ごぼうや豆類、野菜だけでなく、植物すべてに含まれており、地球上で最も豊富に存在する天然のポリマーです。
そのため従来のプラスチック原料である石油とは異なり、セルロースはほぼ無尽蔵に得られる原料だと言えるでしょう。
研究チームは、セルロースの化学的性質のごく一部にわずかな変更を加えることで、新しい特性をもつバイオプラスチックを製造しました。
環境にやさしく、水によって自在に変形させられるプラスチックができたのです。