ニンジンを何本食べると皮膚がオレンジ色になるの?危険性は?
皮膚科医のメリッサ・ピリアン氏によると、「1日当たり20~50mgのβ-カロテンを数週間にわたって定期的に摂取すると、皮膚がオレンジ色になる」とのこと。
これは1日に3~10本のニンジンを食べ続けることに相当します。
もちろん柑皮症につながる食品はニンジンだけではないので、カロテノイド色素の総合摂取量を考慮すべきです。
そして気になる柑皮症の危険性ですが、シャオ氏によると「柑皮症はまったくの無害」とのこと。
そして仮に柑皮症になったとしても、β-カロテンの摂取量を減らせば、自然と元に戻ります。
しかし気にしておくべき点もあります。
β-カロテンの過剰摂取は、それ自体が危険でなくても、背後に摂食障害が隠れている場合があるからです。
炭水化物や脂質を過度に避けたり、オレンジ色の食品以外を食べることに恐怖を感じたりしているなら、それは拒食症などの摂食障害かもしれないのです。
やはり、食事はバランスが大切だと分かりますね。
肌の色を気にしすぎる必要はありませんが、ニンジンやミカンのようなオレンジの食品だけでなく様々な食品を楽しむと良いでしょう。