ニンジンの食べすぎで肌がオレンジ色になる「柑皮症」
ニンジンを食べすぎると、肌がオレンジ色に変化する場合があります。
これは柑皮症(かんぴしょう)と呼ばれる症状であり、ニンジンなどの「β-カロテン」を多く含む食品を大量に摂取した場合に起こります。
β-カロテンとは天然の色素であり、ニンジンだけでなく、サツマイモやカボチャなどの様々な食品に含まれ、オレンジ色、黄色、赤色を作り出しています。
ちなみにβ-カロテンと同じ仲間であるカロテノイド色素の「β-クリプトキサンチン」を摂取しすぎても柑皮症になるとのこと。
β-クリプトキサンチンはミカンなどに多く含まれており、日本でよく聞く「ミカンの食べすぎで手が黄色くなる」という現象がまさにこれに当たります。
では、どうしてβ-カロテンの摂りすぎが皮膚をオレンジ色にするのでしょうか?