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空気が汚れている日は「お金遣いが荒くなる」と判明!

2025.02.24 11:30:18 Monday

「今日はなんだかテンションが上がらないな… 」

そんな日に、ついショッピングでストレス発散のための買い物をした経験はありませんか?

実はこれ、空気が汚れていることが原因なのかもしれません。

このほど、米メリーランド大学(UMD)の最新研究で、大気汚染がひどい日には特に「快楽的な消費」、つまり娯楽や贅沢品への支出が増えることが判明したのです。

研究の詳細は2024年9月1日付で学術誌『Journal of Marketing』に掲載されています。

Study: Consumer Spending Rises With Air Pollution https://today.umd.edu/study-consumer-spending-rises-with-air-pollution
The Impact of Air Pollution on Consumer Spending https://doi.org/10.1177/0022242924128299

空気の悪い日は、なぜかお金を使いたくなる?

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私たちは、天気によって気分が変わることをよく知っています。

例えば、晴れた日には外に出たくなり、雨の日には家でゆっくりしたくなるでしょう。

しかし大気汚染は天気と違って、目には見えにくいものです。

にもかかわらず、空気が汚れていると、私たちの気分が悪くなり、それを解消するために買い物をする傾向が高まることが研究で示されたのです。

これは「気分調整(mood regulation)」と呼ばれる心理的メカニズムに基づいています。

過去の研究でも、気分が落ち込むと人はチョコレートやスナック菓子、アルコールなど、快楽をもたらすものを選ぶ傾向があることが知られています。

今回の研究では、大気汚染によって引き起こされる新たな「気分調整」の実態が明らかにされました。

次ページ空気が汚れている日は「快楽的な買い物」が増える

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