運動性植物に使ってみた
一世紀半の後になっても、科学者達は依然として、この奇妙な共通性を調査し続けています。その方法は基本的に、鎮静剤をいろんな植物に投与し、それがどう、植物に作用するか見ることです。
日本とヨーロッパの研究者による新しい研究では、ラピッドプラントムーブメントと呼ばれる植物による素早い動きを示す沢山の植物を使って、どんな種類の麻酔物質がこういった植物に効果があるかを撮影しました。
オジギソウ(Mimosa pudica)は、触られるとそれに反応して通常葉を閉じます。しかし、ジエチルエーテルに曝されると、この植物の反応は完全になくなり、動かなくなります。通常の反応に戻るまでには、7時間かかります。
感受性の高いこの植物を使った他の実験では、リドカイン溶液も同様の効果がありました。
同様に、ハエトリソウ(Dionaea muscipula)は、ジエチルエーテルに曝されると、研究者が何度もつついても罠を閉じられなくなりました。しかし、その効果は15分で切れました。
他の食虫植物であるモウセンゴケ(Drosera capensis)は、葉っぱに付いたねばっこい触手で獲物をとらえます。しかし、実験ではエーテルに曝されることで、葉っぱと触手を折り曲げる能力を失うことが示されました。