顔の汚れを気づかせてあげる人はたったの2.6%だった
研究チームはまず、他人に問題点を指摘できる人がどれほどいるか調査しました。
調査員の顔に目立つ汚れを付け、混雑したキャンパス内でアンケートを取ったのです。
このアンケート調査自体はフェイクで、参加者に質問をして調査員の顔をはっきり確認させることが目的です。
この調査には212人が参加しました。
その後、調査員の顔の汚れについて聞き取りを行ったところ、155人が調査員の顔に汚れに気づいていたと回答。
ところが、実際にその汚れを口に出して教えてあげたのは、たったの4人だけだったのです。
つまり、相手の問題に気づきながら、それを指摘してあげた人はわずか2.6%でした。